当院のこだわり
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患者さんに配慮していること
バリアフリーに対応、車いすから降りる必要のない院内環境です
来院時は靴を脱がずにそのまま入っていただけるようになっています。つえや車いすをご利用の方への負担が少ないバリアフリー設計です。また、移動に手助けが必要な患者さんにはスタッフが外まで出向き手を引かせていただいています。
診察室のドアは広く開閉できるようになっているので車いすから降りることなく診察を受けていただけます。赤ちゃんを2人乗せたベビーカーもそのまま入っていただいています。ほかにも、座るときに身体の負担が軽減するように患者さんに合わせていすの高さを調節するなど、どの患者さんも受診しやすいように心がけています。
スタッフは患者さんのことを思いやり、あたたかい受け応えのできるメンバーが揃っています。「来院されている○○さんと○○さんは親戚」「○○さんはこういう趣味」といった背景も把握しているので診察が終わった患者さんと楽しく話していることもよくありますね。
また、私の方針に疑問がある時には「こうじゃないでしょうか?」と助言して冷静にさせてくれる頼もしい存在でもあります。医療は医師だけではなくみんなで協力しておこなう仕事です。開業して25年以上が過ぎメンバーはバランスが取れていると感じています。
今後力を入れたい治療
科学的根拠に基づき、身体に負担をかけない治療を心がけています
最近では糖尿病の新薬にしても多くの選択肢があり、中には複数の作用を持つ薬もあります。進化する医療に後れをとらず、科学的根拠に基づいた医療を提供していきたいですね。
経験と知識を常にアップデートするように、手段は問わず外的にも内的にも常に鍛錬してゆきたいと思っています。
日々心がけていることは、腎臓に負担をかけない治療をすることです。慢性腎臓病(CKD)という病気になると、心臓の機能低下や脳梗塞の危険性が高まるという報告があるように腎臓はさまざまな病気と関連します。ですから高血圧症の薬を選ぶ際も気をつけていますし、糖尿病の新薬には腎臓を保護する作用や心不全のリスク低下が期待できる薬もありますので患者さんに合わせて選択します。お薬の選択や変更の時には必ず患者さんとよく相談してご納得のもとに出させていただいています。いずれにしても無理のない自然な医療を展開したいと思っています。
これからは、糖尿病、高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病、甲状腺の専門的診療を科学的合理性にもとづいて、患者さんとよく話し合って進めていきたいですね。ほかに力を入れていきたいのは心療内科と漢方治療ですね。心療内科では患者さんと出会って始めは心が通い合うまでじっくりと診療を重ねます。気心が知れて治療も安定してくるとお薬を減らす方向にサポートしていきます。漢方治療では証拠に基づいた、あるいは症候学的に、あるいは伝統的な治療経験にもとづくひらめきからお薬を決めています。必ず身体所見をみて証を確かめるようにしています。心療内科に漢方を併用することも日常的によく行っています。心療内科も漢方治療も計量化できない数値で表現できない診療になることがありますので、深く考えることがあります。
この町で開業した理由
診療に携わった患者さんとご縁があり、この地で開業に至りました
高校を卒業したころに遡るのですが、私は昼間に働き夜間は鍼灸の勉強をしていました。その後、学問をしたいと思い弘前大学に入学しました。卒業後は大学で6年間研究と診療の指導を受け、公立福生病院で内科医長を4年間勤めました。そのときにご縁がありこちらのビルで開業することができました。
どこの医療機関でもそうでしょうが、患者さんはさまざまな方がいらっしゃいます。この地域は人情深い方が多くこちらが真摯に対応すれば口コミで紹介してくださることもあります。当クリニックを知っていただく手段は駅に掲げている2つの看板とこのホームページだけですが、患者さんに支えられて診療を続けています。
休日の過ごし方
休みの日は健康のために水泳をしています。
土曜日、日曜日、祝日はジムに行き水泳をしています。身体とものの考えが柔らかくなった気がします。診療において深く物事を考えるときに踏ん張ることができるようになったと思います。
昔は空手もしており、剛柔流の宗家宮城敬先生に10数年教えていただいて剛柔流練士8段をいただきました。